以下のオプションを使用すると、SQL Diagnostic Managerで使用可能なディスクスペースの閾値を設定したり、SQL Diagnostic Managerのサーバーセレクターの動作を選択したり、SQL Diagnostic Manager GUIのためのポートを変更したりすることができます。また、MySQLのウォームアップ時間やCSVファイルのエクスポート、SQL Diagnostic Managerがフェッチするクエリの最大の長さ、SQL Diagnostic Managerに表示されるチャートの色に関する設定を変更することも可能です。
SERVER SELECTOR TYPE
サーバーセレクターの動作を切り替える2つのオプションがあります:
- Same servers across all tabs:このオプションを有効にすると、あるページで選択されたサーバーがSQL Diagnostic Managerのすべてのページで選択されるデフォルト選択サーバーとなります(Overview(概要)ページを除く)。Overviewページには、そのページ専用の独自のサーバーセレクターがあります。
- Keep them separate:これがデフォルトで選択されているオプションです。このオプションを有効にすると、あるページで選択されたサーバーはそのページでのみ選択されたサーバーとなります。つまり、SQL Diagnostic Managerの各ページに独自のサーバーセレクターがあります。
ディスク監視
ディスクスペースが少ないことは、あらゆるアプリケーションにとって重要な要素です。それは、アプリケーションのパフォーマンスの低下の原因になったり、ソフトウェアアップグレードのインストールを困難/不可能にします。
SQL Diagnostic Managerは、SQL Diagnostic Managerがインストールされた/稼働しているディスクスペースが不足すると、すべての電子メールIDにSNMPトラップアラート/電子メールアラートを送信します。ユーザーは、システムがスペースを使い切りシャットダウンしてしまう前に、ディスクスペースを確保することができます。このようにして、SQL Diagnostic Managerの高可用性は維持されます。
SQL Diagnostic Managerを使用してディスクスペースを監視する方法は?
ディスクスペースを監視するためには、フリーディスクスペースの閾値を設定する必要があります。SQL Diagnostic Managerはすべてのサーバーの通知設定に明記されたIDに電子メールを送信します。また、SMTP設定に示された電子メールIDにアラートも送信されます。
閾値の制限値は、SQL Diagnostic ManagerのDataディレクトリで使用可能なディスクスペースを示します。インストールディレクトリとデータディレクトリが異なる場所に格納されている場合、SQL Diagnostic Managerは、インストールディレクトリで使用できるスペースが500MB未満になった場合に警告します。
SQL Diagnostic Managerは安定した状態ではディスクスペースを5分間隔で監視し、ディスクスペースが閾値を下回ると1分間隔で監視します。
ディスクスペースが閾値を下回っている場合、アラート通知は6時間ごとに送信されます。
PORT(ポート)
Change Port(ポートを変更)オプションでは、SQL Diagnostic Managerウェブサーバーポートを変更できます。このオプションでは、SQL Diagnostic Manager(ウェブ)サーバーが監視するポートを定義できます。ブラウザーからSQL Diagnostic Managerに接続するときには、このポートを指定してください。
ユーザーは、General > PORTからポートを変更できます。ポートを変更しても、SQL Diagnostic Managerサービスを再起動しないと変更結果は有効になりません。
MySQL Warmup Period(MySQLウォームアップ時間)
Change MySQL Warmup Timeオプションを使用すると、MySQLサーバーのウォームアップ時間を変更できます。 一部のアラートおよびアドバイザは、サーバーが最小限の時間稼働している場合にのみ適用されます。
変更方法は?
- MySQL Warmup Timeの時間は、ユーザー設定画面を使用して変更できます。General > MySQL Warmup Periodを選択してください。
- 秒、分、時間、日などのオプションはドロップダウンで表示されます。
CSVエクスポート
このオプションでは、CSVエクスポートのフィールド区切り記号を定義します。
変更方法は?
ユーザーは、General > CSV EXPORTを使用してCSVエクスポート設定を変更できます。CSVとしてエクスポートするときのフィールド区切り記号を定義できます。デフォルトは、コンマ“,”に設定されますが、必要に応じて他の区切り記号を指定することもできます。
Maximum Query Length(クエリの最大の長さ)
Settings -> Maximum Query Lengthでは、表示されるクエリの最大の長さを定義できます。デフォルトは10000文字で、最大値は64000文字です。
注意:クエリの最大の長さのここでの設定は、processlistモードでフェッチされるクエリに適用されます。Performance Schema(パフォーマンススキーマ)モードでのクエリの最大の長さは、MySQLのグローバル変数performance_schema_max_digest_lengthで定義されます。デフォルト値は1024バイトで、許可される最大値は1048576です。
注意
この変数は、MySQL 5.7.8で追加されました。MySQL 5.7.6と5.7.7では、代わりにmax_digest_lengthを使用してください。5.7.6より前のバージョンでは、その値は変更できません。
Chart Color(チャートの色)
このオプションを使用して、好みのチャートの色を設定することができます。