MONyog.iniは、SQL Diagnostic Managerが設定を読み込むために使用する設定ファイルで、Monyog(SQL Diagnostic Manager)サービスが初めて起動される時に作成されます。このファイルは様々なパラメーターで構成され、いくつかの設定をカスタマイズするためにも使用されます。MONyog.iniは以下のパラメーターで構成されます:
- Port:SQL Diagnostic ManagerがHTTPリクエストを待ち受けるポート。デフォルトポートは5555ですが、SQL Diagnostic Managerが稼働しているシステムで使用可能なオープンポートを変更することができます。
- Password:このフィールドには、SQL Diagnostic Manager UIのための難読化されたadminパスワードが保存されます。したがって、ここでadminパスワードを変更/編集することはできませんが、SQL Diagnostic Manager UI(右上端にある“User profile”アイコン)から可能です。
- Data_path:これは、SQL Diagnostic Managerがすべての登録サーバーから収集したデータを保存するデフォルトデータパスです。ユーザーは、希望する場所にデータを保存するために、ここでデータパスを変更することができます。
- Registration_name:SQL Diagnostic Managerでライセンスキーを登録する時に使用される登録名。
- Key:SQL Diagnostic Managerの登録に使用されるライセンスキー。
- Install_id:これは、各SQL Diagnostic Managerインストールと関連付けられた一意のIDです。
- JSRuntime_size:SQL Diagnostic ManagerですべてのJavascript(MonitorとDashboardページ)を実行するために割り当てられたメモリ量です。デフォルト値は1024MBです。100以上のサーバーを監視する時には、2048、4096のような大きな値に変更する必要があるかもしれません。
- Overview_Available:Overview(概要)ページがSQL Diagnostic Managerで使用可能かどうかを決定します。デフォルト値は1で、概要ページが使用可能であることを意味します。このページを表示したくない場合は、0に変更します。
- MONyogLogPath(Not present in the default MONyog.ini file):これは、デフォルトのMonyog.log.pathを変更するために使用できます。例えば、MONyogLogPath=/home/ubuntu/MONyogLog/。
注意
以下のパラメーターを変更する場合、その前にMonyog(SQL Diagnostic Manager)サービスを停止してください。
MONyog.iniファイルの場所は、Monyogインストールのモードによって異なり、以下のとおりです。
Windows:
<MONyog installation drive>\ProgramData\Webyog\MONyog\MONyog.ini
Linuxシステム:
- RPMの場合:/usr/local/MONyog/MONyog.ini
- .tarの場合:<MONyog extracted directory>/MONyog/MONyog.ini
MONyog.iniは、Monyog(SQL Diagnostic Manager)サービスが初めて起動される時に作成されます。デフォルトのMONyog.iniは以下のようです:
[GENERAL] Port=5555 Password= Data_path=/home/pankaj/Downloads/MONyog/bin/..//data Registration_name=Webyog Key=7AD04B55-8898-4DEFG90-8D37-D88243971EF3 Install_id=b11c77ad-e5ea-439e-99bc-8f551a1380b7 JSRuntime_size=1024 Overview_Available=1 Intercom_Available=1
上記のデフォルトパラメーター以外に、デフォルトのMONyog-bin.pid ファイルの場所を“/var/run/”から他のディレクトリに変更するためにMonyog.iniファイルを使用することもできます。ユーザーは、そのパスを次のようにMonyog.iniファイルに入力できます:“Pid_file_path=/abc/xyz”。