Real-Timeは、Slow(スロー)ログやGeneral(一般)クエリログ、スニッファーを手配できず、サーバーで何が起きているかをリアルタイムで知りたい場合に使用します。
Real-Timeは、多数のクエリをサーバーに実行して、最上位のクエリ、テーブル、データベース、ユーザー、ホスト、ロックされているクエリ、ロックの最中のクエリなどに関する情報を取り出します。情報は、リアルタイムで収集されるため、ポイントインタイム次第で、サーバーが処理している内容が得られます。サーバー アクティビティを確認するには、セッションの‘Recording(記録)’を開始する必要があります。‘Recording’は停止でき、後の解析に備えて保存することができます。
Real-Timeの収集モード
Real-Time監視は、“Processlist(プロセスリスト)”と “Performance schema(パフォーマンススキーマ)”という2つのモードで実行できます。“Processlist”モードでは、SQL Diagnostic ManagerはクエリSHOW FULL PROCESSLISTを毎秒実行してクエリを取り出します。パフォーマンススキーマベースのReal-Timeでは、MySQLサーバーのperformance_schemaデータベースを使用します。Performance schemaデータベースは、このテーブルですべてのクエリを個々にログします。SQL Diagnostic Managerはperformance_schemaを照会し、存続期間の短いクエリも含めてクエリを取り出します。
パフォーマンススキーマベースのReal-Timeでは、クエリによるフルテーブルスキャン回数、各クエリの成功/エラー/警告の数のようなその他の追加情報を収集することができます。
注意:Monyogをご利用の方
この機能は、Monyog EnterpriseとUltimateで利用できます。